文学部文学研究科哲学・倫理学専攻修了。「多くの人と関わってインフラを作る仕事がしたい」と商社を志望。社員の柔和な雰囲気に魅かれ、MPSへの入社を決める。現在は自治体を対象としたBCP対策の新規事業確立に向け、尽力している。
入社後3年間は再生可能エネルギー開発部(当時)でメガソーラーの開発と運営を経験し、20年4月にサービス開発部に異動しました。サービス開発部では、本部のメイン顧客であるコンビニチェーンに、現在、高圧受変電設備(店舗敷地内)や太陽光発電設備(店舗屋根上)を設置し『オンサイト電力供給サービス』提供中。加えて、蓄電池、EMSの導入によるエネルギー使用の効率化を提案しています。今、私がメインで携わっているのは、これとはまた別の新規事業です。
メガソーラーの開発で初めて主担当をしたときのことは印象に残っています。入社当初は周囲の評価を過剰に意識して消極的になってしまっていたのですが、一つひとつの仕事を確実に達成し、小さくとも成功を積み上げていくことで自信をもてるようになりました。それをきっかけに積極的に人に相談したり失敗を恐れずに挑戦したりできるようになりましたね。
現在、携わっている新規事業は、自治体のBCP対策として避難所に蓄電池と太陽光発電設備、EMSを設置するというものです。ポイントは三井物産グループが設備を所有することで、自治体側の設備費用負担の軽減を図っている点にあります。設置にかかる費用の一部は国の補助金などを活用してまかない、三井物産による電力販売を提供することで事業として成立させる仕組みです。
当事業は新しい試みのため、手探りで進めていかなければならない難しさがあります。顧客やMPSとしての利益に加え、社会のトレンドなども総合的に考えていかなければなりません。困難なミッションですが、その反面、新しい価値を作り出しているという実感があります。形になれば社会にとっても有益なものなので、やりがいも十分です。
早い段階で責任ある仕事に携われるのはMPSの魅力です。私も1年目からメガソーラー開発・運営の主担当を任せてもらい、SPC(特別目的会社)の管理も経験しました。これは一つの会社の経営を任せてもらったようなものです。そして、5年目の現在はゼロから新しい事業を構築しています。こうした経験は他ではできないでしょう。
将来のキャリアイメージを具体的化していくためにも、今は目の前のプロジェクトに集中して取り組んでいます。5年後、10年後と、求められることも変わってくるでしょうから、しっかりと自分の軸を持ちつつ柔軟に適応していきたいと考えています。どのような立場でも会社に価値をもたらすことができる人材になっていきたいですね。
※BCP……Business continuity planning(事業継続計画)の略。災害などの際に事業を継続できるようにするための計画を指す。
※EMS……Energy Management System(エネルギーマネジメントシステム)の略。電力やガスの使用状況に応じて空調などの稼働を最適化し、省エネにつなげるシステム。
9:00
出社。メールを確認し返信。
to doを整理してスケジュールを見直す。
10:00
グループ会社とプロジェクトについてのWEB会議。
各メンバーの対応状況を確認し、課題点について話し合う。
12:00
オフィスで弁当ランチ。
食後は読書やWEB講座の受講をして過ごす。
13:30
客先とのWEB会議。提案内容について説明し、
案件化に向けた意見交換を行う。
15:00
WEB会議の議事録作成。
課題点について先輩に相談しアドバイスをもらう。
19:00
仕事を終え、歌舞伎座に芝居見物へ。
夕食を取って帰宅し、読書をして0:00に就寝。